ヘッドスピードを速くする効果的な練習方法は?

目次

一般的なヘッドスピードと飛距離は?

男性アマチュアゴルファーのヘッドスピードは平均38~43m/sで、飛距離は200~230ヤード、一方、女性アマチュアゴルファーはヘッドスピードが約33m/sで、飛距離は150ヤード前後と言われています。

ヘッドスピードを知るには?

ヘッドスピードを知るには、計測をしないといけません。計測方法としては、主に3通り考えられます。

①計測器を使う

市販のヘッドスピード計測器を使うことで、簡単にヘッドスピードを測定できます。例えば、株式会社ユピテルの「ゴルフスイングトレーナーGST-7BLE」などがあります。メーカーやモデルによって計測できる項目や計測値は異なりますが、素振りの際に計測器を置くだけで自分のヘッドスピードがわかるため、便利で役立つアイテムです。

②練習場に設置されているスイング計測器で測る

最近は、屋内外問わず練習場にスイング計測器が設置されている練習場が増えてきました。近隣で、そういった練習場を探して練習に行ったときに計測することもできます。

③ゴルフショップの試打コーナーで計測

試打スペースがあるゴルフショップでは、スイングのヘッドスピードを計測してくれる場合があります。ただし、通常は購入を検討している方専用のスペースであるため、誰でも利用できるわけではありません。検討中のクラブがある際には、ヘッドスピードを測定してみるのも良いでしょう。

ヘッドスピードを速くする自主練習

自主練習方法① 重たいクラブや素振り棒で練習

目的は、重たいものを振ることで筋力アップを促進してスイングスピードをより速くしていきます。
練習方法は、

  • 通常のクラブより少し重めのものや専用の素振り棒で素振りをする。
  • 最初は、無理をせずに重さに任せてスムーズに振ることとフィニッシュを意識して素振りをする。
  • 重たいクラブを素振りすることで、徐々に体が慣れてきます。最終的に、通常のクラブでのスイングが速くなっていきます。

自主練習方法② 軽い素振り棒で練習

目的は、瞬発系の速筋(白筋)を鍛え、一瞬の力を効果的に発揮できる体を作ることです。速筋は、素早く収縮して大きな力を瞬間的に発揮する筋肉ですが、持久力がなく、疲れやすいという特徴があります。速いスイングを体に覚えさせることで、実際にクラブを持った時にも、その速さで動ける体を作ることができます。
なぜ鍛えられているか?というメカニズムは、

  • 高速な動作要求
    軽い素振り棒を全力で振ることによって、スイングの速度を最大化する必要が生じます。速筋は、短期間に大きな力を発揮する能力があり、高速で動くスイングにおいて重要な役割を果たします。このような動作を繰り返すことで、速筋繊維が活性化され、鍛えられます。
  • 神経筋の適応
    速筋は、神経系の指令によって活性化されます。軽い素振り棒を全力で振ると、脳や神経系が「スイングを速くしよう」と働きかけるため、神経と筋肉の協調性が高まり、速筋繊維がより効率的に使われるようになります。この神経筋の適応によって、速筋繊維が鍛えられ、爆発的なパワーを発揮できるようになります。
  • 筋肉の発火順序
    速筋繊維は、動作の初期段階でまず活性化され、強い力を発揮するために使われます。軽い素振り棒を全力で振る際、体はより速く振るために、速筋繊維を優先的に使うようになります。繰り返し行うことで、速筋繊維がより効率的に動員され、鍛えられます。
  • スピードとパワーの向上
    軽い素振り棒を全力で振ることで、スイングスピードとパワーの両方を向上させることができます。速筋繊維は、瞬発的な力を必要とするため、このトレーニングによってスイングの爆発的なスピードや強度を高めることができ、ゴルフのスイングにも良い影響を与えます。

自主練習方法③ 重たいものと軽いものを交互に素振りをする

重いものと軽いものを交互に振ることは、筋肉のバランスや柔軟性を向上させるための「アシンメトリック」トレーニング(非対称的な負荷)を活用する方法です。これにより、身体の可動域や反応速度が改善され、スイング時の効率が上がります。

注意!
素振り練習のキケンな落とし穴!

素振り用の練習器具の構造に注意しよう

いかに速く振って、速筋を鍛え、速く動かせるようになることは重要です。
どんなものが一番速く振る練習ができるかというと、最初に思い付くのは『ヘッドを抜いた状態のクラブ(グリップとシャフト)』です。これが最も軽く、速く振れるような気がします。

しかし、このヘッドを抜いた状態には気を付けてください!
実は、速く振れないのです。(百聞は一見に如かず)ぜひ試してください(^ ^)

ヘッドが付いていない事でバランスが軽すぎて早く振れません!
正しく表現すると、ヘッドが全然走らない!
手元ばかりが先に行き、ヘッドが出てこない!
正しい円運動にならず、遠心力もかかりにくいため、うまく振れません!
これでは速筋を鍛えるどころかスイングまで崩れてしまいます。

次に思い付くのは『棒状の素振り棒』です。いくつかのメーカーから発売されています。持つ方向によって重く感じたり軽く感じたり軽く感じる方向で素振りをすれば速筋を鍛える事は可能です。しかし、一つだけ大きな欠点があります。
それは【重心の位置】です。

棒状の素振り棒は重心の位置がシャフトの延長線上にあります。

ゴルフクラブの重心の位置はシャフトの延長線上からトゥ側に移動した位置にあります。

これにより、重心角・重心位置・重心距離が存在します。そして、この構造によりフェースターンという円運動が可能になります。

円運動もあり、ゴルフボールを遠くへ飛ばせることになりますので、棒状のものを使った素振り練習では、あくまでも体の強化ということで、実際のクラブを打つときに十分に注意しないといけません。
ですので、ヘッドの重さ、重心などを感じられる素振り練習器具を活用することをお勧めいたします。

まとめ

ヘッドスピードを速くする自主練習は、まずご自身のヘッドスピードがどれくらいなのかを知り、ヘッドスピードの目標値を設定しましょう。

まとめ
  • 重たいクラブや素振り棒を使った素振り練習
  • 軽い素振り棒を使った素振り練習
  • 重たいものと軽いものを交互に振る素振り練習
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