【飛距離アップメソッド3】脱力でヘッドスピードを上げる練習法

前回までの記事では、スイングの土台づくりや体の使い方を中心に、飛距離アップにつながる考え方をお伝えしてきました。
今回はその続きとして、実際にヘッドスピードを高めていくための「メソッド3」をご紹介します。

ゴルフで飛距離を伸ばしたいと考えたとき、多くの方がまず「もっと強く振ること」を意識します。
しかし実際には、力を入れれば入れるほどクラブは速く振れないことが少なくありません。

今回のテーマは、脱力によってスピードを引き出すこと。
軽い練習器具を活用しながら、無理なく、少しずつヘッドスピードを伸ばしていく方法です。

橋本プロってどんなひと?

45歳からゴルフを始めて、JGRAプロフェッショナルメンバー、JPDAドラコンツアープロ、ヘッドスピードトレーナーとして活躍する橋本トオル。
その独自の飛距離アップ法は、『週刊ゴルフダイジェスト』の紙面でも特集され、大きな注目を集めました。
自身の飛距離を大きく伸ばしてきた実績を持つプロが、スイングを無理に変えずに体幹を覚醒させる「4つのメソッド」を徹底解説します。

目次

メソッド3のポイントは「力を抜くほど速く振れる」こと

今回のメソッドで使うのは、軽量タイプの練習器具『リバイバー』です。
通常のドライバーよりも軽く、ヘッドも小さいため、単純に力任せで振ると逆にスピードが落ちやすい特徴があります。

ここで大切なのが、腕力ではなく脱力です。

力んで振ると、

  • 手先に余計な力が入る
  • 体の回転が止まりやすくなる
  • クラブの加速がスムーズに出ない

といった状態になり、結果としてヘッドスピードが上がりにくくなります。

一方で、しっかり脱力して振れるようになると、

  • スイングの流れが止まりにくい
  • クラブが自然に走る
  • 今までより少ない力感で速く振れる

という変化が起こります。

つまり、飛距離アップの第一歩は「頑張ること」ではなく「力を抜くこと」なのです。

まずは現在のヘッドスピードを計測する

この練習では、最初に自分の現状を把握することが重要です。
計測器がある場合は、まずドライバーと軽量器具の両方でヘッドスピードを測ってみましょう。

たとえば、

  • ドライバーのヘッドスピードが 40m/s
  • 軽量器具でも 40m/s

だった場合、これはまだ力みが残っている可能性が高い状態です。

このメソッドでは、軽い器具を正しく振れたときに、ドライバーよりプラス5程度のスピードを目安にします。
つまり、ドライバーで40m/sなら、軽量器具『リバイバー』では45m/sを目標にするイメージです。

この「差」が出ない場合は、まだ脱力できていない可能性があります。

目標は一気に上げない!まずは「基準値」に到達する

飛距離アップを狙うと、つい最初から大きく数字を伸ばしたくなります。
ですが、このメソッドではいきなり限界を超えようとしないのがポイントです。

まず目指すのは、
ドライバー40m/sなら軽量器具45m/s
というように、自分の基準値をクリアすること。

この段階では、

  • 右を向く
  • 力を抜く
  • フィニッシュまで止まらず振る

という基本動作を丁寧に繰り返します。

大切なのは、速く振ろうとして力むのではなく、脱力した結果として速くなる感覚をつかむことです。

記録更新は3回だけ!だからフォームが崩れにくい

目標の数値に届いたら、次に行うのが3回だけの記録更新チャレンジです。

たとえば45に到達したら、そのあと3回だけ振って、
45.1でもいいので自己ベストを更新することを目指します。

この方法が効果的な理由は、回数を制限することで力みを防げるからです。

何度も何度も挑戦すると、

  • 何とか超えたい気持ちが強くなる
  • 力任せのスイングになる
  • リズムや脱力感が崩れる

という流れに入りやすくなります。

そのため、勝負は3回だけ。
達成できなければ、その日はそこで終わりにするくらいがちょうどいいのです。

これは、無理に追い込んで崩すより、正しい感覚を積み重ねることを優先する練習法だといえます。

少しずつ伸ばすことが、結果的に大きな飛距離アップにつながる

このメソッドの魅力は、短期間で無理に変えるのではなく、0.1ずつ積み上げる発想にあります。

今日は45.0
次回は45.1
その次は45.2

このように小さく更新していくことで、スイングを壊さずにヘッドスピードを伸ばしやすくなります。

一見すると地味ですが、この積み重ねができる人ほど、最終的には大きな差になります。
飛距離アップは、1回の奇跡的な一振りより、再現性の高い小さな成長のほうが価値があります。

まとめ

飛距離アップの鍵は「力みを減らして、少しずつ更新すること」

今回ご紹介したメソッド3は、単に速く振る練習ではありません。
本質は、脱力したスイングの中で自然なスピードを引き出し、その感覚を少しずつ育てていくことにあります。

ポイントを整理すると、次の通りです。

  • 軽い器具は力むと遅くなる
  • まずはドライバーよりプラス5を目標にする
  • 記録更新チャレンジは3回だけ

飛距離アップを目指すうえで、焦りは禁物です。
大切なのは、今日の1回で大きく変えることではなく、明日も再現できるスイングを育てること。
ぜひこのメソッドを取り入れて、無理のない形でヘッドスピード向上に取り組んでみてください。

▼メソッド3の練習方法を動画でチェック!

実際に『リバイバー』で素振りをしてみたいという方は、こちらからご購入いただけます。

次回予告:4つのメソッドいよいよ最終【第4弾】へ!

このメソッド3までで、「体幹づくり」「スイングスピード」「脱力による加速」と、飛距離アップの土台はほぼ揃いました。

そして次回は、シリーズ最終章となる【メソッド 4】をお届けします。

ここまでの3つのメソッドは、決して独立した練習ではありません。

この3つがすべて活きるのが、最終メソッドです。

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